週刊エコノミスト Online闘論席

古賀茂明の闘論席

撮影 中村琢磨
撮影 中村琢磨

「韓国が困ると日本のテレビ局が喜ぶ」。最近の日本のテレビ局の「タマネギ男」報道を見ていて思いついたフレーズだ。チョ・グクという名前を聞いても誰のことかわからないかもしれないが、「タマネギ男」と言えば、今や知らない人はいないだろう。むいてもむいても明らかになる疑惑の数々から、こう揶揄(やゆ)される。

 文在寅(ムンジェイン)大統領の側近ながら、娘の不正入学など数多くの疑惑が出たチョ・グク氏を法相に任命したことに、韓国の国民が大きな関心を持つのはよくわかる。しかし、日本でこれほどまでに注目を集めるのには違和感を抱く。

 日本にとって韓国は重要な国だが、これが米国の話だったらどうだろう。米国では、閣僚任命前に、しばしばスキャンダルが報じられて大統領が任命を諦めることはよくある。しかし、そうした事件が日本のメディアに大きく取り上げられることはめったにない。それに比べ、今回の大騒ぎは常軌を逸しているとしか、私には見えない。

残り414文字(全文824文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

7月12日号

止まらないインフレ 資源ショック20 衝撃は石油危機に匹敵 「資源小国」日本の正念場 ■荒木 涼子/和田 肇24 原油の行方 2次制裁発動なら記録的高騰へ ■原田 大輔27 中国・インド “ロシアに冷淡”な資源輸入国 ■和田 肇29 戦略物資 EVや再エネの普及に必須の「銅」 ■片瀬 裕文30 天然 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事