週刊エコノミスト Online闘論席

古賀茂明の闘論席

    撮影 中村琢磨
    撮影 中村琢磨

    「韓国が困ると日本のテレビ局が喜ぶ」。最近の日本のテレビ局の「タマネギ男」報道を見ていて思いついたフレーズだ。チョ・グクという名前を聞いても誰のことかわからないかもしれないが、「タマネギ男」と言えば、今や知らない人はいないだろう。むいてもむいても明らかになる疑惑の数々から、こう揶揄(やゆ)される。

     文在寅(ムンジェイン)大統領の側近ながら、娘の不正入学など数多くの疑惑が出たチョ・グク氏を法相に任命したことに、韓国の国民が大きな関心を持つのはよくわかる。しかし、日本でこれほどまでに注目を集めるのには違和感を抱く。

     日本にとって韓国は重要な国だが、これが米国の話だったらどうだろう。米国では、閣僚任命前に、しばしばスキャンダルが報じられて大統領が任命を諦めることはよくある。しかし、そうした事件が日本のメディアに大きく取り上げられることはめったにない。それに比べ、今回の大騒ぎは常軌を逸しているとしか、私には見えない。

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