週刊エコノミスト Online書評

『中国金融の実力と日本の戦略』『日本の消費者は何を考えているのか?』『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』『税のタブー』

『中国金融の実力と日本の戦略』 柴田聡著 PHP新書 880円

 世界有数の規模を持ちながら全体像があまり知られていない中国金融市場の最前線を、日本の金融庁幹部が解説。QRコードのスマホ決済が広く普及するなどITで金融を革新する「フィンテック」先進国であり、銀行市場は2016年に世界最大となるなど躍進。その半面、市場の対外開放の遅れや法令の未整備といった課題も多いと指摘する。リスクを正しく認識した上で、成長の果実を享受するため日中金融連携を推進すべしとの提言に納得。(W)

残り772文字(全文1009文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事