新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 書評

『絶望の林業』『国連事務総長 世界で最も不可能な仕事』『労働者の味方をやめた世界の左派政党』『ネットで勝つ情報リテラシー』

『絶望の林業』 田中淳夫著 新泉社 2200円

 近年、成長産業化や若者の新規参入がうたわれる林業。その実態は補助金漬けで輸出の伸びは安さが理由、とお粗末きわまりないことを森林ジャーナリストが明らかにする。「森を守るために木を使おう」というのが行政のお題目だが、実際に行われている伐採は山を傷めるもので再造林も行われず、国産材利用を阻むのは製材や建築まで至る業界事情だというからため息がもれる。末尾には長期目線による経営や、生態系重視の造林という希望もつづった。(A)

残り742文字(全文975文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事