新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 不動産コンサル長嶋修の一棟両断

水没リスクで都心住宅に明暗/17

(注)1時間当たり最大雨量153ミリ、総雨量690ミリを想定 (出所)渋谷区役所ホームページより筆者作成
(注)1時間当たり最大雨量153ミリ、総雨量690ミリを想定 (出所)渋谷区役所ホームページより筆者作成

 人口減少を理由にコンパクトなまちづくりを促進する立地適正化計画のもと、人口密度を保って地価上昇を目指す区域と、そうでない地域の線引きが行われている。そうでない地域とはつまり、人口密度を維持せず、上下水道などのインフラ整備やゴミ収集、除雪などの行政サービスを積極的には行わない区域を指す。こうした取り組みはやがてほとんどの自治体で実施されるだろう。

 その際、真っ先に区域外に分類されるのはどこか。それは「災害が予想される区域」。集中豪雨や大地震などの際に災害リスクが予想されるところだ。立地適正化計画案を提示している多くの自治体で、ほぼ例外なく災害可能性のある区域は除かれている。

残り808文字(全文1098文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

11月26日号

データセンター、半導体、脱炭素 電力インフラ大投資18 ルポ “データセンター銀座”千葉・印西 「発熱し続ける巨大な箱」林立■中西拓司21 インタビュー 江崎浩 東京大学大学院情報理工学系研究科教授、日本データセンター協会副理事長 データセンターの電源確保「北海道、九州への分散のため地産地消の再エネ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事