週刊エコノミスト Online書評

『小さな会社が世界で稼ぐ 高収益をもたらす「情報の輪」』 評者・後藤康雄

    著者 佐々木隆彦(佐々木ビジネス&ライフスタイルコンサルティング株式会社プリンシパル) 日本経済新聞出版社 1600円

    勇気を持って海外市場へ中小事業者鼓舞する指南書

     グローバル化の進展も、分野によって濃淡がある。ビジネス界でいえば、大企業は海外と直接的なつながりを強めているが、中小企業や個人事業主にとって今なお海外の敷居は高い。本書は、海外市場を中小事業者の大きなビジネスチャンスの場ととらえ、展開を後押しするビジネス書である。

     わが国の中小企業の多くは生産性が低い、というのは定説になっている。その理由はさまざまな角度から語られているが、本書はまず経営に必要な「情報」という観点から全体の状況を整理する。大企業より情報の量や幅が限られていることが、中小企業のイノベーションの余地を狭め、生産性向上を妨げている。したがって、解決に向けた王道は何らかの形で情報を取り込んでいくこと、というのが著者の基本スタンスである。

    残り777文字(全文1190文字)

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