週刊エコノミスト Online書評

アメリカ 初対面同士の会話術を通じた社会批判がヒット=冷泉彰彦

 日本の場合は、キレやすい人の存在や、敬語の難しさなどもあって近年は「初対面同士の会話」はできるだけ避けるようになってきた。極端に防衛的なコンビニ敬語が発達し、同時に嫌われているのも同じ理由だ。こうした日本の状況と比較すると、アメリカでは道ですれ違った際のあいさつや、店員との気軽な雑談など初対面同士のコミュニケーションは現在でも気軽に行われている。

 そのアメリカで、初対面同士のコミュニケーションについて、特にその難しさを指摘した本が売れている。『ニューヨーク・タイムズ』などのコラムニストを務めていたこともある、英国出身のカナダ人批評家マルコム・グラッドウェルによる『初対面同士の会話(“Talking to Strangers”)我々が知っておかねばならない知られざる人間性の側面』で、9月10日に発売以来アマゾンの「最も売れた本(ノンフィクシ…

残り571文字(全文946文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

8月23日号(8月16日発売)

電力危機に勝つ企業12 原発、自由化、再エネの死角 オイルショックを思い出せ ■荒木 涼子/和田 肇15 電力逼迫を乗り越える 脱炭素化が促す経済成長 ■編集部16 風力 陸上は建て替え増える 洋上は落札基準を修正 ■土守 豪18 太陽光 注目のPPAモデル 再エネは新ビジネス時代へ ■本橋 恵一2 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事