週刊エコノミスト Online書評

アメリカ 初対面同士の会話術を通じた社会批判がヒット=冷泉彰彦

     日本の場合は、キレやすい人の存在や、敬語の難しさなどもあって近年は「初対面同士の会話」はできるだけ避けるようになってきた。極端に防衛的なコンビニ敬語が発達し、同時に嫌われているのも同じ理由だ。こうした日本の状況と比較すると、アメリカでは道ですれ違った際のあいさつや、店員との気軽な雑談など初対面同士のコミュニケーションは現在でも気軽に行われている。

     そのアメリカで、初対面同士のコミュニケーションについて、特にその難しさを指摘した本が売れている。『ニューヨーク・タイムズ』などのコラムニストを務めていたこともある、英国出身のカナダ人批評家マルコム・グラッドウェルによる『初対面同士の会話(“Talking to Strangers”)我々が知っておかねばならない知られざる人間性の側面』で、9月10日に発売以来アマゾンの「最も売れた本(ノンフィクシ…

    残り571文字(全文946文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    4月27日号

    未来産業の本命 新エネ、DX、デジタル通貨第1部 エネルギーとデジタルが生む革新14 脱炭素の大開拓時代 革命は日本から始まる ■浜田 健太郎/村田 晋一郎16 新エネ(1) 洋上風力 潜在力は原発500基分 ■宗 敦司19 (2) 送配電 「直流送電」で再エネ普及へ ■南野 彰24 (3) 蓄電池 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事