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週刊エコノミスト Online 書評

日中協働を育成した4人の日本人の姿を描く=加藤徹

「コメモレイション」という言葉がある。未来に語り継ぐべき人物や歴史的な出来事を、記念・顕彰する行為を指す。記念碑や記念館、記念イベント、書籍の刊行などを含む。中国語では「共享記憶」と言う。 

岡田実『日中未来遺産』(日本僑報社、1900円)は、未来の日中関係を築くための記憶の共有を提言し、具体的な事例を紹介する。

 中国に存在する日中関係のコメモレイションは、戦争、国際人道主義、開発協力の三つに分けられる。

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