韓国 物価下落と輸出減の暗雲=嚴在漢
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韓国経済に垂れこめる暗雲は、一層濃くなりつつある。
物価は2019年8月、9月の2カ月連続でマイナスを記録し、デフレ懸念が高まっている。また、輸出は18年12月以降、10カ月間も後退が続き、減少率は4カ月連続で2ケタを余儀なくされた時期もあった。
原因は、米中の貿易戦争の長期化と日本の輸出規制の厳格化など。こうした対外的な不透明さが増したことで、潜在成長率も急降下している。
内需の動向を示す物価と、対外経済の現状を映す輸出がともに低下したことから、企業の景気展望は極めて暗い。
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週刊エコノミスト
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