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ベルギー 課題の多い新たな交通手段=村岡有

歩道に放置された電動キックスケーター (筆者撮影)
歩道に放置された電動キックスケーター (筆者撮影)

 ベルギーの首都ブリュッセルの朝夕の渋滞は激しい。郊外からの通勤者が多く、福利厚生として社員に通勤用の社用車を付与する企業もあり、交通量が多いことなどに由来する。そこで、渋滞解消に向け、自動車に替わる交通手段として電動スクーターや自転車などのシェアリング事業が盛んだが、収益性や利用者のマナーなど問題も多い。

 ブリュッセル首都圏内の事業者の数は、電動スクーター3社、自転車3社、電動キックスケーター4社以上。人口約120万人の都市に、多くの企業が参入しているため競争は苛烈だ。

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