週刊エコノミスト Online書評

『エッセンシャル金融ジェロントロジー 高齢者の暮らし・健康・資産を考える』 評者・柳川範之

     金融ジェロントロジーという言葉は、まだなじみがない人もいるかもしれない。金融老年学とも訳されるもので、高齢化が進んでいる中、近年注目が集まっている学問分野だ。

     人生100年時代と言われ、高寿命化が進み、年金問題が話題になったように、いかに高齢になっても、十分な消費生活ができるようにするかは多くの人にとって関心事だ。

     その一方で、残念ながら高齢になればなるほど、認知機能の低下も起きやすくなる。そのため、高齢者は、どのような資産運用、資産管理をすれば良いのか判断が難しくなってくる。当事者だけでなく、金融機関にとっても、どのような資産運用をどんな形で勧めれば良いかが悩ましい問題になってくる。

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