「セブン・プラス新書」で影響力増すコンビニ=永江朗
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また新たな新書レーベルが誕生した。セブン&アイ出版が10月1日に始めた「セブンplus(プラス)新書」だ。第1弾のラインアップは、坂上忍『かけひきする勇気』、中野信子『引き寄せる脳 遠ざける脳』、穂積桜『睡眠レッスン』。それぞれ本体500円+税で、初版は6万部だという。セブン・プラス新書の特徴は、販売ルートをセブン─イレブンはじめセブン&アイグループに限定していること。つまり、書店やアマゾンでは買えないのである。
出版社の中には「コンビニに本を置いても売れない」との声もあるが、セブン─イレブンはネットで注文した書籍の受け取りとしての利用促進に熱心で、ローソンも書籍専用棚を置いた店舗を増やしている。書籍・雑誌の集客力は大きい。
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週刊エコノミスト
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