週刊エコノミスト OnlineFOCUS2019

NEWS 中国経済の減速 長期化する米中対立の悪影響 輸出、投資、消費に打撃=三尾幸吉郎

    米中対立の長期化が自動車販売を落ち込ませている(上海の米フォードの販売店)(Bloomberg)
    米中対立の長期化が自動車販売を落ち込ませている(上海の米フォードの販売店)(Bloomberg)

     中国国家統計局が10月18日に公表した7~9月期GDP(国内総生産)成長率は、実質で前年比6・0%増と、4~6月期の同6・2%増を0・2ポイント下回り、2四半期連続で減速した。長引く米中対立の影響で、輸出、投資、消費の三本柱がいずれも打撃を受けたことが背景にある。

     輸出(ドルベース)は、7~9月期は前年比0・4%減と前年割れとなった。投資の代表的な指標である固定資産投資(除く農家の投資)も、1~9月期は前年比5・4%増と1~6月期の同5・8%増を下回った。さらに、消費の代表指標である小売売上高も米中対立による株価低迷で自動車販売が落ち込んだことなどから1~9月期は前年比8・2%増と、1~6月期の同8・4%増を下回った。

     一方、9月単月では底打ちの兆しが見られた。9月の小売売上高は前年比7・8%増と8月の同7・5%増を上回り、自動車販売も前年割れながらマイナス幅が縮小した。またインフラ投資も1~9月期は前年比4・5%増と1~8月期の同4・2%増を上回った。

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