週刊エコノミスト Online 不動産コンサル長嶋修の一棟両断
業者と癒着するインスペクター(住宅診断士)/19
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住宅購入時にホームインスペクション(住宅診断)を利用する人が増えている。ホームインスペクションとは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者の立場から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその費用などのアドバイスを行う専門業務だ。日本ではまだなじみが薄いが、欧米では当たり前のように行われている不動産取引時の慣行である。
ホームインスペクションが本格的に普及すれば、中古住宅に対して「欠陥住宅ではないか」「いつ、どこに、いくらお金がかかるのか」 「あと何年くらいもつのか」という漠然とした不安が解消され、中古住宅流通にも勢いが出るだろう。
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