週刊エコノミスト Onlineワイドインタビュー問答有用

恐竜発掘のスペシャリスト=小林快次・北海道大学総合博物館教授/767

    「子どものころは勉強が大嫌い。親にも15分以上、机に座っているのを見たことがないとあきれられました」 撮影=竹内幹
    「子どものころは勉強が大嫌い。親にも15分以上、机に座っているのを見たことがないとあきれられました」 撮影=竹内幹

    恐竜の化石を数多く発見し、「ファルコン・アイ」(ハヤブサの目)との異名も持つ小林快次さん。「日本の恐竜研究史上最大の成果」ともなった新種恐竜の全身骨格を発掘した。

    (聞き手=冨安京子・ジャーナリスト)

    「新種カムイサウルスに命を吹き込んだ」

    「いろんな命が長い時間引き継がれ、その結果として私たちはここにいる」

    ── 北海道むかわ町で発掘した国内最大の恐竜の全身化石について、日本時間9月6日に英科学誌『サイエンティフィック・リポーツ』で新種の恐竜と発表し、学名を「カムイサウルス・ジャポニクス(Kamuysaurus japonicus=日本の竜の神)」と付けました。

    小林 カムイサウルスは2003年、かつては海だった白亜紀後期の地層・函淵(はこぶち)層(約7200万年前)から見つかった通称「むかわ竜」のこと。13年から本格的な発掘を始め、翌年ほぼ全身の骨格化石を見つけました。その後、4年余りをかけて膨大な量の骨のクリーニング(岩から化石を取り出すこと)作業を進め、比較研究と系統解析の結果、下顎(あご)、頰の骨、背骨の3カ所の骨の構造が明らかに他の恐竜と違うことなどから新種と同定しました。

    残り4627文字(全文5122文字)

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