LG化学、CATLが中国で攻勢 EV電池で日中韓が「三つどもえ」=湯進
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米国の電気自動車(EV)メーカーのテスラは10月、中国・上海市に投資総額約70億ドルを投じた新工場「ギガファクトリー3」を稼働させた。今年1月の着工からわずか10カ月でEVの生産開始にこぎ付けた経営手腕は「イーロン・マスク・スピード」と称される。これは中国EV市場攻略への本気度の表れと見られ、国産EVが多かった中国で一石を投じた。
テスラはEVの性能を左右する「リチウムイオン2次電池」市場にも衝撃を与えた。テスラ車向けの円筒型のEVバッテリーと言えば、これまでパナソニックが一手に引き受けてきたが、テスラは19年8月、韓国のLG化学と電池調達で合意したのだ。
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週刊エコノミスト
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