教養・歴史書評

『記者と国家 西山太吉の遺言』 評者・新藤宗幸

    『記者と国家 西山太吉の遺言』 著者 西山太吉(元毎日新聞記者) 岩波書店 1600円

    国家の嘘と闘い続けた日々 自らつづる「遺言」

     国家間の交渉過程には機密が付きまとう。ただし、それに果敢に接近し交渉事の内実を引き出すことは、野党やメディアの役割だ。外交機密文書を一定の時間経過後に公開することは、歴史への責任である。これらは民主政治の成熟度合いを物語る。

     本書の著者・西山太吉は、毎日新聞政治部記者として佐藤栄作首相の沖縄返還交渉にまつわる「闇」を果敢に…

    残り981文字(全文1209文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    12月24日号

    日本経済総予測第1部14 富裕層にアベノミクスの恩恵 「消費の二極化」鮮明に ■浜田 健太郎/岡田 英17 2020年の主な国内イベント18 インタビュー リチャード・クー 野村総合研究所主席研究員、チーフエコノミスト 「中立な『財政委員会』設置し今こそ財政出動と構造改革を」20 外需 米予防緩和で [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ PR

    最新の注目記事

    ザ・マーケット