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若者を引き寄せる仕組みをつくった館山信金=浪川攻/29

    「房創人財育英基金」の意見交換会で議論を交わす館山出身の大学生(館山信用金庫提供)
    「房創人財育英基金」の意見交換会で議論を交わす館山出身の大学生(館山信用金庫提供)

     10月25日午前、千葉県JR館山駅の電光掲示板は上下線ともに「運転見合わせ」を知らせていた。9月上旬、台風15号が直撃して以来、この地域に繰り返す豪雨がこの日も襲い掛かったからだ。

     駅前から徒歩10分ほどの距離に館山信用金庫(利田秀男理事長)の本部がある。1階の窓ガラスが台風の暴風で破損しベニヤ板で応急処理が施されている。「支店でも窓ガラスが破損した」と出川貴章・企画部長が語るように同信金も被災した立場なのだが、地元の金融機関としては顧客、地域のほうが大切である。

    「さまざまな物資を被災したお客様のもとに届けるとともに、全店に専用窓口を設けてあらゆる相談に応じている」(同)と言う。同地域ではイチゴ、カーネーションなどの農家でハウス栽培施設が大破するなど大きな損害が生じている。相談に訪れる人たちにはやはり、資金繰りや家屋が破損した関連での保険金に関わる悩みが多い。いまも同信金による地域の復旧に向けた懸命な努力が続いている。

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