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NEWS ソフトバンクグループ 高い投資リスクが浮き彫りに 孫氏「大いに反省している」=編集部

ソフトバンクグループ決算説明会の孫正義会長兼社長(Bloomberg)
ソフトバンクグループ決算説明会の孫正義会長兼社長(Bloomberg)

「私自身の投資の判断が、いろんな意味でまずかったということを大いに反省している」。ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長は11月6日、2019年度中間期決算が大幅な減益となったことの釈明に追われた。

 中間期(4~9月期)は純利益が前期比半減。第2四半期(7~9月期)だけをとれば、過去最大7000億円の最終赤字となった。10兆円超を運用する「ビジョン・ファンド」が投資するシェアオフィス最大手のウィーワークなどへの投資で評価損を計上したことが響いた。

 ビジョン・ファンドについて、S&Pグローバル・レーティングの西川弘之アナリストは「投資先が未上場、上場後間もない企業が中心で、資産の価格変動性が高く、売却も容易ではない。ファンドとしての投資リスクが高い」と話す。

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