教養・歴史書評

スリム化して一新した『現代用語』=永江朗

     毎年、11月半ばになると書店の店頭に高く積まれた『現代用語の基礎知識』(自由国民社)。今年はその風景が少し違っている。同書は2020年版から大リニューアルをおこない、形態も内容も一新した。表紙にうたわれている「新創刊」は大げさではない。

     19年版と比べると、総ページ数は1224ページから296ページへと4分の1以下になり、本体価格も3200円から1500円になった。「どうなる令和新時代」と題した特集ページや「ニュースのおさらい」などに約100ページを使い、本体である、「政治」「世界情勢」「経済」「時代・流行」など分野別の用語辞典部分は大幅に縮小された。

     自由国民社のサイトによると、コンセプトは〈「ことば」を羅針盤にこの1年の時代の波をとらえる〉。重厚長大な事典・年鑑ではなく、1年間をジャーナリスティックに点描しようということなのだろう。

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