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NEWS 香港区議会選 親政府派との「黄金比率」 不変だった民主派「圧勝」=江藤和輝

投票所は有権者による長蛇の列ができていた(筆者撮影)
投票所は有権者による長蛇の列ができていた(筆者撮影)

 香港で11月24日、区議会議員選挙(定数452議席)の投票が行われ、民主派が86%に当たる388議席を獲得。これまで多数派だった親政府派と逆転した。区議会選挙は従来、候補者の地域でのサービスや実績を重視するが、今回は逃亡犯条例の改正騒動をめぐる住民投票と化したため、地域活動を長年運営してきた親政府派の現職が軒並み落選した。

 今回の区議選では1090人が立候補。有権者413万人のうち294万人が投票し、投票率は71・2%。投票者数・投票率ともに区議会選挙としては過去最高となった。改選前の最大勢力だった親政府派の「民主建港協進連盟」は選挙直前、支持者が安全を脅かされたり、個人情報が公表されるのを懸念して投票を控える傾向が見られたことを明らかにしており、他の政党も不公平な状況の下で選挙が行われたと訴えている。

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