金品受領問題で振り出し 美浜「4号機」新設構想
有料記事
関西電力役員らが福井県高浜町の元助役(故人)から金品を受領した問題は、関電内で進んでいた美浜原発(福井県美浜町)=写真=での原発新設構想も振り出しに戻した。関係者によると、関電は内部で検討していた美浜原発4号機の新設構想を来春には前進させたい考えだったが、金品受領問題の発覚で「来春という話は完全に流れてしまった」(関係者)という。
関電は、美浜原発にある1〜3号機のうち1、2号機は2015年に廃炉が決定。しかし、金品受領問題で3号機の再稼働についての地元同意が得られるかも不透明になり、4号機の新設を切り出せる環境ではなくなった。
残り184文字(全文452文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める