テクノロジーワールドウオッチ

韓国 半導体材料の輸出再開に安堵=嚴在漢

順調な稼動待つ最先端半導体ライン(筆者撮影)
順調な稼動待つ最先端半導体ライン(筆者撮影)

 今年7月以降、日本政府によって輸出管理が厳格化されていた半導体関連材料3品目のうち、韓国への液体フッ化水素(フッ酸)の輸出が11月15日、初めて許可された。

 レジスト(感光材)やフッ化ポリイミド、気体のフッ化水素の輸出に続き、半導体生産に不可欠な高純度のフッ酸の輸出も、制限付きではあるものの再開された。

 韓国の半導体業界では、日本政府が規制を厳格化した理由は、高純度フッ酸の場合、北朝鮮などに流れる蓋然(がいぜん)性が高いためと見られており、輸出の許可は下りないとの見方があった。今回の措置に韓国の半導体業界は安堵(あんど)しつつも、日本政府の一時的な判断の可能性が高いと分析している。日本以外に取引先を求めると同時に、国産化を推進する方針だ。

残り172文字(全文496文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事