週刊エコノミスト Online編集後記

浜田健太郎/藤枝克治

     柏レイソルが今年J2リーグで優勝しJ1復帰を決めた。「日立台」と呼ばれるホームスタジアムに通うようになって20年。この間に降格と昇格を3回ずつ目撃した。

     前回の降格(09年)の翌年にJ2で優勝し、昇格した11年にJ1で初優勝した。浮沈が激しいことはクラブの個性で、それが応援する動機につながっている。サッカーのゲームは常に「何が起こるかわからない」。その醍醐味(だいごみ)を理屈ではなく身体で理解するようになった。

     日立台は選手が立つピッチと観客席が近い。スパイクのどのあたりでボールを蹴ったのかはっきりと見えるのだ。現役時代の名波浩が見せた繊細なボールタッチには唸(うな)らされた。Jリーグに来ると想像しなかった元スペイン代表、フェルナンド・トーレスの現役最後のゴールも見ることができた。こんな環境が生活圏内にあることは幸せなことだと思う。

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