ベラルーシ 20~30代の起業熱高まる=大前仁
旧ソ連のベラルーシではルカシェンコ政権の統治が25年も続くが、近年はデジタル経済の推進に力を入れている。このような状況下で、20〜30代が経営するスタートアップ企業も増えている。
首都ミンスクの中心部にある「イマグル」は自社オフィスを持たない起業家が使える共有のスペースである。2013年に開設されて、現在は1カ月に1万人近くが利用しているという。
約1年前に起業したビタリーさん(36)は、自閉症の子どもたちが社会性を身につける機材などの開発に当たる。本場のシリコンバレーにも投資家がいることから、スカイプなどを使い連絡を取り合う。別のスタートアップを経営するアレクサンドルさん(32)もこの施設で、今の共同経営者と出会った。
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週刊エコノミスト
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