教養・歴史書評

セクシュアリティー本 2019年の収穫=荻上チキ

    ×月×日

     エリザベス・ブレイク『最小の結婚』(久保田裕之監訳、白澤舎、4200円)、濱野ちひろ『聖なるズー』(集英社、1600円)、ジュリー・ソンドラ・デッカー『見えない性的指向 アセクシュアルのすべて』(上田勢子訳、明石書店、2300円)。この3冊は、今年読んだ本の中で群を抜いて面白かった。いずれもジェンダー、セクシュアリティー関連の怪作で、アプローチや言及対象は異なるが相互に折り重なっている。

     ブレイクは哲学的アプローチにより、従来の結婚論議が異性愛者による一対一の排他的な性愛関係が中心的で…

    残り1121文字(全文1371文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    2月25日号

    契約のルールが変わる 民法改正16 経済活動の規律が一変 4月施行のインパクト ■市川 明代19 インタビュー 潮見佳男 京都大学大学院法学研究科教授 120年ぶり改正の意義 「市民に分かりやすく社会に生きた民法に」第1部 債権法編21 ココが大事1 「契約」が変わる ケース別で解説 改正の重要ポイ [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ PR

    最新の注目記事

    ザ・マーケット