週刊エコノミスト Online闘論席

片山杜秀の闘論席

    Bloomberg
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     アメリカが原油の純輸出国になった。つまり、輸出量が輸入量を上回った。2019年の大きなニュースだろう。11月に発表された9月の月間値の話である。1949年以来、70年ぶりの出来事という。

     アメリカはもともと大産油国だった。日本も戦前は主にアメリカから石油を輸入していた。日本を中国から引かせようと、アメリカが石油禁輸を切り札に使ってきたことが、日米戦争を招きもした。

     そのアメリカも、自国での原油の採掘コストを考えれば、中東などの産油国に頼る時代へと入っていった。75年には対外原油輸出を禁止にしてもいる。貴重な石油を外国に売るのはもったいないということだ。輸出が久々に解禁されたのは、15年のオバマ政権のときである。それから4年しかたっていないのに、もう月間だと純輸出国になる月が出た。安価で増産し輸送できる態勢がすっかり整ったわけだ。

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