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片山杜秀の闘論席
闘論席
大老という役職が江戸幕府にあった。といっても平時は空席である。普段の幕政は数名の老中を中心に行われた。老中首座が総理大臣で…
2020年12月21日
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片山杜秀の闘論席
闘論席
日本学術会議はなぜあるか。会議が設置されたのは戦後4年目の1949(昭和24)年。日本の敗戦を決定づけた大きな要因は原子爆…
2020年11月24日
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片山杜秀の闘論席
闘論席
安倍晋三首相の退陣表明のあと、各社の世論調査で内閣支持率が跳ね上がった。長期政権ならではの問題点を抱えていたにもかかわらず…
2020年9月28日
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片山杜秀の闘論席
闘論席
民主主義は終わりつつあるのではないだろうか。 民主主義の前提は、判断力に富む有権者の存在だ。どの政治家を選べば、よりよい未…
2020年7月27日
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片山杜秀の闘論席
闘論席
『2001年宇宙の旅』で知られるSF作家、アーサー・C・クラークは、日本だと東京タワーのできた1958(昭和33)年に刊行さ…
2020年6月29日
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片山杜秀の闘論席
闘論席
平安貴族は、穢(けが)れを遠ざけることに神経をとがらせた。人の死体、人の死んだ場所、流産をした女性とその家、人の血の流れた…
2020年6月1日
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片山杜秀の闘論席
闘論席
サボる。フランス語のサボタージュが語源だ。怠ける意味だが、そこから労働運動の用語に転じた。不当と思える給与や労働時間や仕事…
2020年4月27日
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片山杜秀の闘論席
闘論席
人は株をなぜ買うか。上がると思うからだ。将来への期待だ。来週、来月、来年、この企業はどんどん業績を伸ばすだろう。そう信じら…
2020年3月30日
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片山杜秀の闘論席
闘論席
リンゴはなぜ地面に落ちるか。地球に引っぱられているからだ。そうニュートンが喝破したのは非常時下だった。1665年、ロンドン…
2020年3月2日
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片山杜秀の闘論席
闘論席
暗国と呼ばれた国があった。半島のへりの島国で、島の中で争いごとばかりしていた。文明も文化も半島よりも遅れがちだった。 しか…
2020年2月3日