恐竜博士=真鍋真・古生物学者/775
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東京・上野の国立科学博物館で2019年、3年ぶりに開催された「恐竜博」は今回も大人気。恐竜博を監修した「恐竜博士」に、恐竜博にかけた思いなどを聞いた。
(聞き手=竹縄昌・ノンフィクションライター)
「6600万年前の絶滅は、人類の将来の参考に」
「大人になって出会った。恐竜の魅力。出会うのが遅くても何とかなる」
── 2019年7~10月に東京・上野の国立科学博物館(科博)で開催した「恐竜博2019」(科博など主催)は、入場者が約67万9000人を数え、過去の恐竜博と比べても最多となりました。入場まで約2時間待ちも出るほどの人気でしたね。
真鍋 科博に就職してから恐竜博を何度も手掛けていますが、近年では最も多かった「恐竜博2005」(05年、約64万人)を上回る結果となりました。恐竜博の成果は単純に入場者数だけでは測れませんが、それでも多くの人に見てもらえたのは素直にうれしいことです。過去の恐竜博に比べて、小さいお子さんが増えたと感じましたね。
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週刊エコノミスト
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