週刊エコノミスト Online 不動産コンサル長嶋修の一棟両断
不動産価格はピークを過ぎた/28
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日本の商業地地価のトップは、東京の銀座中央通りと晴海通りが交差する「銀座4丁目交差点」付近だ。和光本館や三越銀座店、三愛ドリームセンターや東京鳩居堂、山野楽器本店などが建ち並ぶ。
東日本大震災といった不幸も重なり、停滞していた株式市場や不動産市場は「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」という「三本の矢」を政権運営の柱に掲げる自民党政権のもとで大転換した。
リーマン・ショック後に一定の回復を果たしてきた他先進国に比べて、2012年当時8000円台だった日経平均株価は割安感があり、1年後の13年12月には終値1万6291円へと急浮上。「アベノミクス」による資産インフレ期待も手伝って、不動産価格も上昇基調へと転じ、現在は2万4000円程度で推移している。
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