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週刊エコノミスト Online 不動産コンサル長嶋修の一棟両断

令和2年の不動産市場を待つリスク/29

さまざなまリスクが絡み合い不動産の先行きは不透明だ(Bloomberg)
さまざなまリスクが絡み合い不動産の先行きは不透明だ(Bloomberg)

 2020年の不動産市場には何が待ち受けているだろうか。まずは「災害リスク」だ。19年の台風15号や19号は国内各地に甚大な災害をもたらした。気候変動はその勢いを増しており、海面温度上昇から大規模な台風が発生する可能性は年々高まるようで、19年を上回る災害が発生する可能性が高い。浸水可能性のある地域ではその備えが必須だ。

 不動産選びでは被災リスクのあるところはなるべく避ける動きが顕著になる。「不動産売買・賃貸契約時にハザードマップの説明を義務化」「災害リスクを金融機関の担保評価に織り込む」といった動きが出てくるかもしれない。「災害可能性に応じた火災保険料率の設定」は必至だろう。

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