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ターゲット 逆風でも勝ち残り、米小売り=小田切尚登/271

A customer pushes shopping cart at a Target Corp. store in the Queens borough of New York, U.S, on Thursday, Nov. 28, 2019. A gauge of buying conditions in the U.S. advanced last week to 55.3, the highest ever leading up to the first shopping day after the Thanksgiving holiday, according to Bloomberg Consumer Comfort Index data. Photographer: Bess Adler/Bloomberg
A customer pushes shopping cart at a Target Corp. store in the Queens borough of New York, U.S, on Thursday, Nov. 28, 2019. A gauge of buying conditions in the U.S. advanced last week to 55.3, the highest ever leading up to the first shopping day after the Thanksgiving holiday, according to Bloomberg Consumer Comfort Index data. Photographer: Bess Adler/Bloomberg

 ◆Target

 ターゲットは全米に多くの店舗網を展開する米国企業。大量仕入れと大量販売をすることで高水準の利益と利益率を上げている。ライバルは世界最大のスーパーマーケットのウォルマートをはじめ、会員制小売りのコストコ、クローガーなど。2017年の売上高は小売企業として世界12位、米国9位。国内事業に特化し、全米で約1800店舗を運営する。19年は好調な企業収益が続き、過去1年間で株価は約2倍に上昇した(19年12月現在)。19年は第2四半期、第3四半期の決算発表で業績が市場予想を上回り、さらに通期予想も上方修正するなど、好調ぶりが鮮明だ。

 米国の小売業界はアマゾン台頭をきっかけにビジネスモデルが変貌している。店舗販売は不振が続き一部企業は閉鎖や廃業も余儀なくされている。

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