UBSなど外資系証券、厳しい日本での事業環境
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スイスの金融大手UBSグループのUBS証券と三井住友トラスト・ホールディングス(HD)が折半出資して設立した、富裕層向けのセミナー開催などを手掛ける「UBS SuMi TRUST ウェルス・アドバイザリー」が1月、営業を開始した。ただ、金融関係者の間では、「UBSが日本での事業を縮小する布石なのでは」との観測が広がっている。
UBS証券と三井住友トラストHDは昨年6月、富裕層向けビジネスで資本・業務提携。今回の合弁会社の営業開始はその第1弾で、2021年には第2弾として富裕層の資産管理事業を展開する合弁会社を新たに設立する方針だ。だが、UBS証券ではその一方、銀行業界などを担当してきた株式アナリストが、昨年末にかけて次々に退職。金融関係者の間に動揺が広がった。
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週刊エコノミスト
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