販売強化なるか。新たな日経BP誕生=永江朗
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ともに日本経済新聞社の子会社である日経BP(ビーピー)と日本経済新聞出版社が4月1日、経営統合する。存続会社は日経BP。年商400億円、従業員数800人の準大手出版社が誕生する。
日経BPの前身は1969年に設立された日経マグロウヒル社で、日本経済新聞社と米マグロウヒル社の合弁会社だった。米国の雑誌ビジネスは、書店販売が中心の日本とは違って、読者の直接購読が主流である。読者の居住地はじめ職業や収入などを細かく把握することで媒体価値をアピールする。日経マグロウヒル社の設立も、米国型のノウハウ吸収が目的だったといわれる。69年に創刊された『日経ビジネス』誌は、現在も取次や書店を通さない読者直接購読が中心だ。
82年、日本経済新聞社は書店ルートで一般消費者向けの雑誌を発行する日経ホーム出版社を設立。『日経トレンディ』や『日経おとなのOFF』などを刊行した。
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