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民間ロケットの開発加速 日本は小型衛星で強み=鳥嶋真也

    宇宙インターネット計画「スターリンク」の想像図(提供SpaceX)
    宇宙インターネット計画「スターリンク」の想像図(提供SpaceX)

     2019年の宇宙ビジネスを振り返ると、日本では実業家の堀江貴文氏らが立ち上げたベンチャー企業・インターステラテクノロジズ(IST、北海道大樹町)が5月4日、観測ロケット「MOMO3号機」の打ち上げに成功したことは大きな話題となった。民間単独による開発・製造のロケットとしては日本初となる宇宙空間への到達だ。

     ロケットは、人工衛星を宇宙に打ち上げる手段として必要不可欠であり、世界各国の企業が低コストかつ利便性の高い新世代のロケットの開発に挑んでいる。その中でも、質量100キログラム前後の小型衛星を打ち上げることに特化した、全長10~20メートルほどの「超小型ロケット」の分野は成長著しい。

     米ロケット・ラボは18年に打ち上げに初成功して以来、19年も6機すべてが打ち上げに成功するなど、高い信頼性を見せつけている。また、中国でも複数の企業が開発に取り組んでおり、7月には星際栄耀(i-Space)が、中国の宇宙スタートアップでは初めて衛星打ち上げに成功した。

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