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中国の“デジタル人民元”開発 狙いは国際決済通貨の地位向上=山岡浩巳

    国際決済通貨としての地位はまだ低い(Bloomberg)
    国際決済通貨としての地位はまだ低い(Bloomberg)

     中国は今、デジタル通貨の研究を進めていると公言し、ブロックチェーン(分散型台帳技術)の開発にも熱心に取り組んでいる。人民元のデジタル化(DC/EP)の具体的な計画がなお明らかでない中、「人民元をすべてブロックチェーンベースのデジタル通貨に置き換えるのではないか」「アリペイ(中国アリババグループの決済サービス)などを駆逐するつもりではないか」など、さまざまな臆測が飛び交っている。

     しかし、中国の真の狙いは、麻生太郎財務相が今年初に全国銀行協会の賀詞交歓会で語ったように、人民元の「国際決済通貨」としての地位向上にあると思われる。中国は本音では、一般人が使えるデジタル人民元をブロックチェーン化し、大規模に発行することは狙っていないだろう。

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