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リニア開業遅れは必至 元顧問の官邸官僚関与も

 リニア中央新幹線の東京・品川─名古屋間の開業が、予定の2027年から遅れる可能性が高まっている。静岡県の川勝平太知事=写真=が環境への悪影響を主張して反対し、南アルプストンネル工事の静岡工区が着工できていないためだ。国土交通省が、静岡県とJR東海の協議に「行司役」として積極介入することになったものの、川勝知事は環境省や農林水産省の関与も求めるなど、事態は迷走している。

 国交省は昨年10月、藤田耕三事務次官を静岡県庁に派遣する異例のトップ会談で事態の打開を図った。背景として、安倍晋三首相とも近いJR東海の葛西敬之名誉会長が、同社元顧問の杉田和博官房副長官ら官邸幹部に相談したことで実現したとの見方が出ていた。

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