アフリカに魅せられて=藤井千江美 NPO法人HANDS理事、看護師/778
有料記事
西アフリカのシエラレオネやブルキナファソで保健医療の支援活動に取り組んできた藤井千江美さん。その熱い思いと人並み外れた行動力の源泉には、いったい何があるのか──。
(聞き手=大宮知信・ジャーナリスト)
「モリンガで栄養を改善し、仕事を増やしたい」
「学生時代に引きこもりに。自分を変えようと一人旅に出て、憧れの地を巡りました」
── アフリカ西部のシエラレオネで、栄養素が豊富なモリンガを栽培し、現地の人の栄養改善に結び付けるプロジェクトに取り組んでいます。
藤井 NPO法人HANDS(ハンズ=Health and Development Service)では昨年4月から、シエラレオネ北西部のカンビア県で、小学校5カ所の校庭に農園を作り、子どもたちが野菜と一緒にモリンガの木を栽培する「モリンガ・スクールガーデン」というプロジェクトを始めました。そこで収穫した野菜とモリンガの葉を学校給食に加え、子どもたちの栄養改善に役立てようという計画です。
残り4553文字(全文4973文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める