異文化での挑戦=吉田達磨 サッカー・シンガポール男子代表監督/779
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「ライオンズ」の愛称で親しまれるサッカーのシンガポール男子代表。近年はタイやベトナムに歯が立たなくなっていたが、吉田達磨さんが監督に就任後、生まれ変わりつつある。
(聞き手=元川悦子・ライター)
「全力を注いでライオンズの栄光を取り戻す」
「尊敬する西野朗さん率いるタイ代表と戦えたら最高。もちろん我々が挑戦者」
── 監督を務めるサッカー・シンガポール男子代表は、2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選D組で現在3位に付け、健闘していますね。
吉田 ここまで5試合を戦って2勝1分2敗の勝ち点7で、ウズベキスタン、サウジアラビアに続いています。僕らのFIFA(国際サッカー連盟)ランキングは、イエメン、パレスチナを含めたD組5カ国中で最下位(19年12月時点で157位)。1勝するのも本当に大変ですが、ここまでは善戦しています。昨年11月に中立地バーレーンでイエメンに2-1で勝ち、中東で中東勢に勝利したのは十数年ぶりらしく、選手たちも大喜びしていましたね。
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週刊エコノミスト
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