週刊エコノミスト Onlineワイドインタビュー問答有用

地学で人を救う=鎌田浩毅 京都大学大学院人間・環境学研究科教授/777

    「今日はイッセイミヤケですが、イタリアのデザイナーの服が好きですね」撮影=中村琢磨
    「今日はイッセイミヤケですが、イタリアのデザイナーの服が好きですね」撮影=中村琢磨

     カラフルなジャケットやブルゾンを身にまとい、京都大学で教える地球科学が人気講義の鎌田浩毅さん。2021年春の定年退官を前に、防災や減災の啓発に一層力を入れている。

    (聞き手=竹縄昌・ジャーナリスト)

    「日本は1000年ぶりの『大地変動の時代』に」

    ── 昨年9月に刊行した『やりなおし高校地学』(ちくま新書)は、発売と同時に重版される人気だったそうですね。センター試験の地学の問題がふんだんに掲載され、解答の平易な解説を読みながら地球と宇宙の成り立ちが理解できるユニークな本です。

    鎌田 30~50代の人向けに地学の本を出そうと考えた時、単なる勉強に終わってはなかなかモチベーションが上がりません。そこで、多くの人が関心を持っている大学入試、特に基礎を問うセンター試験の問題を解いてみては、と考えたわけです。20年、30年前の自分に戻って試験問題を解いてみようとしても、当然解けない問題ばかりです。

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