週刊エコノミスト Online編集後記

岡田英/北條一浩

     最近、生後2カ月の長男とようやく目が合うようになった。以前はこちらが顔を左右に振っても一点を見つめていたが、目で追うようになった。ただ、目の前にいるのが誰かまでは分かっていないようだ。

     人間の脳をまねた計算モデルを使った人工知能(AI)は8年前、動画サイトの膨大な画像を学習して「猫」を認識した。当時、その計算処理には1000台以上のサーバーを使ったという。その後、より効率的に計算できる「AIチップ」の開発競争が巻き起こった経緯は今回の半導体特集に盛り込んだ。

     専門家に取材する中で驚いたのは、AIは必ずしも厳密に計算しているとは限らず、途中で計算結果を無視して逆に性能が上がったりするという。そんな話を聞くほど、人間の脳と似ているなと思う。もうすぐ猫を認識するだろう長男が大人になった時、AIはどこまで進化しているだろう。

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