教養・歴史書評

『二重らせん 欲望と喧噪のメディア』『14億人のデジタル・エコノミー』『ソフトバンクで占う2025年の世界』『定年後のお金』

『二重らせん 欲望と喧噪のメディア』 中川一徳著 講談社 2400円

 くしくも同じ1959年に放送を開始したフジテレビとテレビ朝日。両社で題名通り二重らせんのごとく絡み合いながら繰り広げられてきたオーナー一族と経営陣の支配権争いに焦点を当てた“メディア黒歴史”。系列局拡大の過程で築いた田中角栄ら政治家・官僚との太いつながり、利権に群がる魑魅魍魎(ちみもうりょう)たち、村上ファンドら新興勢力からの株買い占め攻勢など、きらびやかな外見とかけ離れた内実には滑稽(こっけい)さすら感じる。著者の圧倒的な取材力に脱帽。(W)

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