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資産配分を考える=正岡利之/6 

(出所)G.P.Brinson,L.R. Hood,G.L.Beebower_
(出所)G.P.Brinson,L.R. Hood,G.L.Beebower_"Determinants of Portfolio Performance"1986を基に三菱UFJ信託銀行が作成

 投資の段取りとして、株式の銘柄など金融商品の選択から始める人が多い。しかし分散投資を目指すのであれば、パフォーマンスに対する影響が大きいのは個別銘柄の選択よりむしろ内外の株式や債券といった大くくりの資産区分ごとの保有比率、つまり資産配分である。

 米国の年金基金を対象とした実証研究によると、リターンの変動の9割以上は資産配分で決まっている(図1)。個別銘柄の選択による影響は6%程度に過ぎない。

 長期的にポートフォリオ(資産の組み合わせ)として保有するなら、パフォーマンスに対する影響度合いが大きい要因から押さえていくのが賢い方法だ。最初に資産配分を決めて、次にその配分に従って個別の銘柄を選択する。「全体」から考えて「部分」に至るという発想だ。

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