売買せずに保有し続ける=正岡利之/7
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価格変動の大きな相場の中で、価格が下がると心配になる。そうならないように、いい投資対象を見つけ出し、もうかる投資タイミングにチャレンジするのも一つの方法だ。
しかし、不安な気持ちに耐えられずに売却すると、そこが安値だったり、逆に安心して買ったら高値だったということはよくある。
図1は折れ線が株価の動き、棒グラフは株式投信への資金の流出入額である。両者は同じような方向に動くことが多い。矢印のように相場が下がるときには、買いを手控えて売りにまわり、最安値では売却額の方が多くなる。
相場が上がるときにも、同様である。高くなると買い、安くなると売る傾向にある。相場観でタイミングをとることは、そう簡単なことではない。
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週刊エコノミスト
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