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週刊エコノミスト Online 編集後記

加藤結花/金山隆一

編集部から

「答えがあるものを正確に解くのはAI(人工知能)ができるので、人間の力が発揮されるのは、答えがない未来を妄想すること。SF小説のようなものです」

 東京大学大学院の暦本純一教授が言う。暦本教授は、人間とコンピューターをつなぐユーザーインターフェースの分野で日本を代表する研究者で、SF小説の愛好家。これから研究をする学生に求められる資質は何か、と尋ねたことへの答えだ。

 最近のお勧めを聞くと、中国のSF小説『三体』(劉慈欣著、早川書房)と教えられた。ITが発展する国はSF小説も育っていると感じた。

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