マーケット・金融エコノミストリポート

政府と二人三脚の新興財閥ビングループ ベトナム初の国産車を出荷=北野ちぐさ

    ハイフォンの工場で生産されたビンファストの「LUX A2.0」=2019年6月(Bloomberg)
    ハイフォンの工場で生産されたビンファストの「LUX A2.0」=2019年6月(Bloomberg)

     ベトナム最大の複合企業ビングループが、ベトナム初となる国産車の生産に乗り出している。国産車の生産によって製造業の裾野を広げたい政府の強力な支援も受け、新たな事業の柱とする狙いだ。ベトナムは今、1人当たり国内総生産(GDP)も伸びを続けており、モータリゼーションが加速する前夜にある。ビングループの動向からしばらく目が離せない。

     ビングループの自動車メーカー、ビンファストが昨年6月、小型車「ファディル」を、また7月にはセダン「LUX A2・0」とスポーツタイプ多目的車(SUV)「LUX SA2・0」の納車を始めた。いずれの車種もベトナム北部の港湾都市ハイフォンに建設した工場で生産したもので、6月からの半年間の自動車販売台数実績は1万5300台と、自動車メーカーとして大きな一歩を踏み出したといえる。

    残り3089文字(全文3441文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    6月9日号

    指標で先読み 米国経済14 消費者心理は底入れ 株の「先高」示唆か ■種市 房子18 ISM指数 企業景況感を速報 製造業不況 コロナ前に顕在化 ■馬渕 治好20 企業向け貸し出し 資金繰り需要を反映 政策後押し 30%増 ■丸山 義正21 PER(株価収益率) 株の割高感示す 企業利益2割上振れ期 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット