週刊エコノミスト Online学者が斬る・視点争点

暗号資産が少額決済を可能に=小川健

    フェイスブックでリブラを主導する子会社カリブラのケビン・ウェイル氏は「リブラの完成には数十年かかる」と言う Bloomberg
    フェイスブックでリブラを主導する子会社カリブラのケビン・ウェイル氏は「リブラの完成には数十年かかる」と言う Bloomberg

    海外送金システムで商機広がる

     1曲10円の曲や1話10円の漫画をネット上で購入するのに、現金書留やクレジットカードで支払うのでは手数料がかかり過ぎて話にならない。だが電子マネーやQRコード決済の登場で、こういった超低額の商品がビジネスになる時代になってきた。

     少額決済で最も使いやすいのは、LINE Pay(ラインペイ)のように個人間で直接送金し合えるコード決済アプリだろう。ただ、コード決済は規格が乱立しており、収束の見通しが立たないだけでなく、異なるコード決済間の個人間送金が難しいという問題点もある。

     例えばKyash(キャッシュ)はクレジットカードからチャージができるし、みずほ銀行系のJ-Coin Payは銀行口座直結のため、アカウントの残高から銀行口座にお金を戻すことができる。ただし、この両者を送金可能にしてつないでしまうと、クレジットカードの現金化(クレジットカードのショッピング枠を利用して現金を得ること)が成立してしまう。クレジットカードでチャージ可能か口座戻しが可能かでグループ分けが…

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