週刊エコノミスト Online編集後記

桑子かつ代/市川明代

編集部から

 たかがドラマだと思っていたら、疲れた時の栄養剤よりはるかに効く。米国で大人気の法廷ドラマ「グッド・ファイト」。主人公は3人の女性弁護士で、それぞれスーパーキャリア、アフリカ系米国人、同性愛者という設定。ストーリー展開は少数派の人たちが力を出し合い権力者に立ち向かうという王道だ。七転び八起きは世界共通の価値観なのだろう。主人公たちがズバ抜けた知恵と体力を駆使して次々と問題を解決する姿は痛快。放映される毎週日曜夜が楽しみになった。

 ところで、国内では看護師やOLなど働く女性が活躍するドラマを「お仕事ドラマ」などと呼ぶ向きがあるが、「仕事」でなく「お仕事」というと、何だか単純な作業という印象を持ってしまうのは私だけだろうか。ドラマのジャンルに丁寧語を使う必要性も感じない……。「お」の乱用には気をつけたい。

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