週刊エコノミスト Onlineワイドインタビュー問答有用

歌が持つ力=田中章義 歌人・作家/786

    「短歌も世界で1000年生きる言葉も、穏やかな世界を生み出すためにきっと役立つ」 撮影=武市公孝
    「短歌も世界で1000年生きる言葉も、穏やかな世界を生み出すためにきっと役立つ」 撮影=武市公孝

     短歌、そして言葉の持つ力を信じて世界を駆け巡る歌人・作家の田中章義さん。その視野は貧困や紛争問題にも広がっている。

    (聞き手=冨安京子・ジャーナリスト)

    「“世界の言葉遺産”づくりを提案したい」

    「1000年生き続ける言葉は韻を踏むなどリズムがある。短歌とそっくりなんです」

    ── 短歌の持つ魅力に世界が注目しているそうですね。

    田中 「万葉集」をひもといても分かるように、時の天皇や庶民の詠み人知らずのものまで、立場を超えたさまざまな人の歌が1000年以上、語り継がれているのが短歌です。「古事記」や「日本書紀」では、登場する神様も短歌を詠んでいるほど。短歌は世界の文芸ジャンルと比較しても、こうしたいくつかの特徴があり、世界遺産を選定するユネスコ(国連教育科学文化機関)も短歌の可能性に着目していると聞きますよ。

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