週刊エコノミスト Online編集後記

神崎修一/桐山友一

編集部から

 3月に入り毎朝牛乳を飲むようになった。不規則な生活を送る「アラフォー」記者にとっては、少しでも体のためになればという気持ちもあるが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校で、牛乳が行き場をなくしていると聞き、わずかでも助けになればと思ったからだ。

 国内での飲用乳の消費に占める学校給食の割合は、約1割と思ったより大きい。牛は搾乳を止めると乳房炎という病気を起こしてしまうため、簡単に生産を止めることもできない。政府はバターなど加工用に回すことを支援し、牛乳の廃棄はできるだけ避ける方針だが、「今度はバターが余ってしまうのではないか」(農林水産省幹部)と不安の声も上がる。

 3月から編集部に加わりました。新型コロナで揺れる日本経済をしっかりと伝えたいと思います。

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