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週刊エコノミスト Online 編集後記

加藤結花/浜條元保

編集部から

 緊急事態宣言発令前の4月上旬。ランチタイムぎりぎりの時間に会社近くの飲食店に駆け込むと他に客はなし。

「うちもねぇ、赤字なんです。昼はなんとかやっていますが、夜の宴会は軒並みキャンセルで」。レバニラ炒めを食べ終えたあたりのタイミングで、店の人が席に近づいてきてぼやいた。

 話を聞くと、新型コロナウイルスの影響で客が大幅に減り数百万円の赤字を抱えているという。新型コロナの終息時期の見通しが分かれば融資を受け事業を継続できるが、先の見えない中で融資を受けるのは「傷口を広げるだけかも」と廃業も考えているという。

 4月13日発売号のコロナ相場の日本株特集の取材で、多用したのが見通しという言葉だった。「反転相場入りの時期の見通しは?」「二番底の見通しは?」。先行きの見えづらさが、生活に暗い影を落としている。

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